“三度目の正直”で米ツアー参戦 岩田寛が取り組むべき課題

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 岩田は34歳。年齢的には峠を越えていると見る人が多いと思う。世界のパワーについていけるか? と首をかしげる人もいると思う。

 しかし、かつて青木功が全米オープンで帝王ジャック・ニクラスと死闘を演じて惜しくも2位になったのは38歳のときだ。

 日本人として初めて米ツアー・ハワイアンオープンに勝ったのは40歳のときである。

 米ツアーで青木はサンドセーブ率で2回1位になっている。彼が世界であれだけ名を上げることができたのは世界の誰にも真似のできないショートゲームを武器にしたからだ。

■小技で活路を

 パワーのある松山英樹と違って、石川遼は相変わらずドライバーショットで苦労している。米ツアーで戦ってきたベテランプロに聞くと、それは「常に自分の最大の飛距離を出そうとしているからだ」と言っている。

 米ツアープロたちは持っているパワーを100%出し切っているわけではなく、80%ぐらいの余裕のある距離を打っていくから正確なショットができるのだという。

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