野球賭博の激震続く巨人 続投へ燃える原監督と冷めるナイン
対照的に原監督(57)は9日の練習前に「まずは一つ一つ。一歩一歩。頂上がだんだん近づいてくるように、腰を据えて戦っていきたい」と、悶々としている選手を尻目にやる気満々。6日からの練習期間では密室で坂本に個人指導を行うなど精力的だった。
無理もない。契約最終年の自身の去就がこのCSで決まるかもしれないからだ。
「5日に行った球団幹部へのシーズン報告でも契約の話はなかったというが、『ポストシーズンの結果次第』とノルマを提示されたともっぱらです。加えて、ここにきて『賭博問題』が原監督の続投へ追い風になるのではという声も、わずかだが出てきているといいます。身内の読売や球団内で『監督問題なんてやってる場合じゃない』という意見もあるそうなのです。CSを勝ち抜き、日本シリーズも勝って日本一にでもなれば、続投がぐっと近づくからです」(球界関係者)
熱い原監督と冷めたナイン。この指揮官のために戦う選手が何人いるかが分かるCSになりそうだ。