ゴルフ場は悲鳴 コースを荒らすアマゴルファー増えた理由

公開日: 更新日:

 ゴルフ場で乱暴狼藉の限りを尽くすアマチュアゴルファーが多すぎる。「カネを払っているんだからいいだろう」と言わんばかりだ。

 例えばフェアウエーでターフをとって自慢顔。「プロみたい」と一人悦に入ってターフを元に戻さず、目土をするどころか、ほったらかし。グリーンにボールマークがついても知らんぷり。グリーンフォークを持っていないばかりか、使い方さえ知らない。スパイクレスシューズでもグリーン上で跳びはねれば、芝にも傷がつく。バンカーから脱出してもレーキで砂をならすこともなく、後続のプレーヤーには迷惑なことこの上ない。最低限のマナーを守ってプレーすることができず、ゴルフ場を荒らしにきているようなものだ。

 千葉県のゴルフ場支配人がこう言う。

「特にベント芝はボールマークを直さないと傷んでしまうのに、グリーンに乗っただけでうれしくなってそのままです。ディボット跡にしても目土をすれば必ず芝が生えてきますが、放置しておくと、そこだけ土の状態でボコボコになってしまう。元に戻るまで1カ月はかかります。特に春先の大事な時期は、目土をしないと芝がなくなってしまう。このまま放っておいたらどうなるのか、という意識がまったくないのです。乗用カートには砂袋が付いていますが、ほとんどのアマチュアは使った形跡がありません。うちでは週に1度、パートを雇って目土をしています。手間ひまはもちろん、コストもかかります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」