著者のコラム一覧
マーク金井クラブアナリスト、クラブ設計家

1958年、大阪府出身。ハンデ3。ゴルフ雑誌の編集記者からフリーに転身。05年にアナライズを設立し、自社スタジオでゴルフクラブの計測、試打を専門的に始める。同時にメーカーが作れなかった、アマチュアを救うクラブを設計し販売も手がける。執筆活動も積極に行い、新聞、雑誌、インターネットで連載を多数抱え、著作物も定期的に発刊。近著では、「今より30ヤード飛ぶクラブを選ぶための36の法則」(実業之日本社)、「一生役立つゴルフゴルフ超上達法」(マイナビ出版)がある。現在、新刊書も数冊手がけている。

クラブがどんなに進化しても飛ばしの極意は不変

公開日: 更新日:

 昔に比べると、ゴルフクラブは劇的な進化を遂げている。40年前のドライバーヘッドは木製で小さく、シャフトはスチール。アマチュアのドライバーの飛距離は200ヤード前後だった。その後、ヘッド素材は金属素材へと変わり、現在では比重の軽いチタンが主流。ヘッドの大きさは2倍以上も大きくなって460㏄がスタンダードになった。クラブの進化にともなってアマチュアの飛距離も伸び、今では230ヤード以上飛ばす人も多くなっている。

 本題に入ろう。クラブが進化したことでアマチュアの飛距離は伸びたが、実は、プロゴルファーはもっと伸びている。

 40年前は300ヤード以上飛ばすプロはほとんどいなかったが、現在は300ヤード以上飛ばすプロはかなりいる。この40年でプロの飛距離は40ヤード以上も伸びている。意外と思うかも知れないが、クラブの進化の恩恵を受けているのは、アマチュアよりもプロの方なのだ。

 では、プロとアマチュアはどこが違うのか?

 クラブが進化したことでミスに強いクラブが増えているが、実は、昔も今も変わらないことがある。それは「芯で捉えるほどボールが飛ぶ」という事実。1000分の1秒でシャッターを切れる高速度カメラでインパクトを検証すると、芯で捉えた時、ヘッドはまったくブレない。対して、芯を5ミリでも外すと、インパクトの衝撃でヘッドが大きくブレる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」