写真撮影や大声も ゴルフ「観客マナー欠如」に評論家が苦言

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 先月行われた日本オープン最終日。小平智(26)と池田勇太(29)がともにトップタイで迎えた18番ホール。池田が第1打を打とうとテークバックした瞬間、「カシャ」というスマートフォンのシャッター音が辺りに鳴り響いた。

 池田は苦笑いを浮かべながら仕切り直したものの、ボールは左のバンカーにつかまった。それでも集中力を切らさず、高いアゴを越えてピンまで30ヤードの距離まで運んだが、ここでもギャラリーのシャッター音に邪魔され、アドレスをほどくシーンが見られた。結局、ギャラリーの心ない行為に水を差された格好の池田は、このホールをボギーとして1打差で小平に敗れた。

 試合後、観客のマナーの悪さを問われた池田は「1番から(シャッター音は)ずっとだった」と、ぶぜんとした表情で振り返った。

 ゴルフ大会は、試合会場でギャラリーの観戦マナーの悪さが目立つ。

 携帯電話をマナーモードにせず、プロのプレー中に着信音が鳴ることなど日常茶飯事。選手がプレーしているのにお構いなしに大声で電話で話をしたり、パッティングの最中にお目当ての選手を追い掛けようと、走り出したりする観客もいる。

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