清原容疑者逮捕で遠のくプロ野球「薬物使用者」ゼロの日
キャンプ地に衝撃が走った。
警視庁組織犯罪対策5課は2日、西武や巨人などで活躍した元プロ野球選手、清原和博容疑者(48)=東京都港区東麻布=を覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕した。以前から清原には覚醒剤の使用疑惑があり、逮捕は時間の問題とみられていたが、ついに現実のものとなった。
すでに、清原の体は「薬物でボロボロ」と報じられていたが、これで当然、現役選手の中にも「ヤバイ薬に手を出している選手がいるのではないか」と、疑惑の目を向けられる。
プロ野球にドーピング検査が導入されたのは07年から。その1年前には、啓蒙期間として罰則規定のない検査を104人に実施したところ陽性反応が出た(氏名は公表せず)。中には、あるチームの看板選手も含まれていたという。
実際、ロッテ、中日で活躍した愛甲猛氏は現役時代、薬物を使用していたことを認めている。
07年から罰則規定のある検査に変わり、薬物に手を出す選手は減ったとみられている。それでも「ゼロ」にはならないだろう。