山中が10連続防衛 日本人世界王者8人で「本物」は誰だ?
「団体も階級も少なかった時代のベルトは価値が高く、日本人にはチャンスすらめったに与えられなかった。元WBA・WBC世界スーパーフェザー級王者の小林弘はデビュー59試合目の67年に、ようやく世界戦に挑戦できた。チャンスをもらっても強敵というケースが多かった。東京五輪後にプロ転向したライト級の高山将孝は74年に初めて世界戦に挑戦。しかし、相手は中量級最強のロベルト・デュランだったので、1R持たずにKOされた。それが今や、亀田のようにマッチメークの妙さえあればベルトを取れる。価値も下がりますよ」(織田氏)
近年では真の王者を決めるために統一戦が増えている傾向にあるが、それも乱造の裏返しである。