「五輪金で全メジャー出場可」掲げたマスターズ委の焦り

公開日: 更新日:

 112年ぶりの五輪復活はゴルフ人気回復の千載一遇のチャンスであり、世界ゴルフ界のリーダーを自任するマスターズ委員会にとって、人気プロ不在で五輪ゴルフの失敗は許されないのだ。もし盛り上がらなければ、2020年の東京五輪を最後にゴルフは再び消えてしまうことになる。だからこそ、マスターズ委員会が必死になっているのだ。

■リオ五輪には相当な不安か

 米ゴルフ事情に詳しいゴルフライターの吉川英三郎氏がこう言う。

「マスターズ委員会と他の3団体(全米ゴルフ協会、全英ゴルフ協会、全米プロゴルフ協会)では格が違います。何しろ全米ゴルフ協会会長が退任後にようやくマスターズの委員になれるほど、超がつくエリート揃いですから、マスターズ委員会は世界ゴルフの頂点に立つのです。そのマスターズ委員会が、五輪金メダルにメジャー出場資格という付加価値をつけたのですから、リオ五輪に不安を持ち、相当焦っているのかもしれません」

 しかし金メダルを獲得するだけの実力があれば、世界ランク上位でメジャー出場の常連であり、ウマミはない。トッププロの出場意欲をかき立てさせるには物足りないはずだ。それでも何かアクションを起こさなければいけない理由がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”