泣きながら30kg増…ベイカー茉秋を別人に変えた恩師語る

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 ベイカー発案で練習が短時間集中になったという。

「1年の秋に『体重を増やすために夜はジムで筋トレをしています。朝のランニングはやりたくありません』と言ってきた。なるほどと。彼の意見を尊重して早朝練習はやめました。休まないと体って大きくならないんです。以降、練習は短い時間で集中してやるようになりました」(竹内監督)

 81キロ級に階級が上がり、2年時にインターハイ個人戦3位。さらに90キロ級に階級を上げると、高校選手権でオール一本勝ち。団体戦でも大将として初優勝に貢献した。その後、公式戦46連続一本勝ちなど、個人戦、団体戦で輝かしい成績を積み重ね、高校3冠を達成。高校2年の後半から急激な成長を遂げた珍しいケースとして話題になったが、その裏には才能開花を確信していた恩師との地道な二人三脚があった。

「団体戦のエースと言いましたが、ゆくゆくは重量級の日本代表として、欧米の選手にパワーで勝てる選手になって欲しかった」(竹内監督)

 昨年2度目の世界選手権は銅メダル。これまで90キロ級は日本人には難しい階級とされてきたが、端正なマスクと鍛え上げられた肉体を誇るイケメンハーフ選手は、そこに風穴をあける可能性を秘めている。

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