6回2失点も5試合勝てず 虎打線頼みの藤浪に“エースの壁”

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 またも勝てなかった。

 阪神藤浪晋太郎(22)が19日の中日戦に先発。6回2失点で勝ち負けはつかず、これで5試合続けて勝ち星から遠ざかっている。

 初回に2点を献上した。大島、平田に四球を与え、ビシエドに適時打を浴びると、なおも2死二、三塁から速球がスッポ抜ける暴投で生還を許した。出はなをくじかれた格好だ。試合は原口の安打でサヨナラ勝ちしたが、金本監督は「制球が悪いなりにどうにかこうにか抑えたが、スンナリと八回、九回といってほしかった」と苦言を呈した。

 評論家の福間納氏は、「悪いなりに2失点に抑えたとはいえ、タイガースのエースとしての期待を込めて言えば物足りない」と、こう言う。

「技術面では、上体に頼った投げ方になっていることが制球難の要因。それ以上に気になったのがマウンドでの動作。序盤は投球のリズムが悪かったが、腕の振りの軌道を確認しているのか、何度も腕を振るしぐさを見せた。『調子が悪いけど、修正しましたよ』とアピールしているようにも見えました。投球の間も悪くなるし、守っている野手も『試合前にしっかり準備しておけ』とシラけてしまう。堂々としたマウンドさばきを心がけてほしい」

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