「弱い横綱の乱造に」 稀勢の里“綱取り継続”にファン苦言

公開日: 更新日:

 その一方、優勝経験なしで横綱になった双羽黒は、在位たったの8場所で引退。素行の問題もあり、優勝しないまま土俵を去った。横綱昇進の基準が決まったのは、この双葉黒を反面教師としたからだ。

「少なくとも、直前の5場所くらいは安定した成績を残していなければ、横綱に昇進させるべきではない。日馬富士鶴竜も、本当に強かったのは昇進直前の2場所だけでしょう。北勝海(現理事長)も横綱に昇進した3、4場所前は11勝4敗、8勝7敗。結局、ケガも多く、28歳の若さで引退している。横綱は本当に強い力士がなるべきだし、弱い横綱を乱造しては横綱審議委員会の見識も疑われます」(前出の松野氏)

 優勝が決まった途端、大ハシャギの白鵬の姿に鼻白んだファンも多いだろう。張り差しやエルボーと品格のカケラもないくせに「強い人は大関になる。宿命のある人が横綱になる」と、口だけは一丁前。それでも実際強いのだから誰も文句は言えない。

 そんな白鵬を2場所連続で倒して優勝してこそ、横綱になる資格があるというものだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末