“超変革”苦戦の金本阪神 今季は4位で上出来のジンクス

公開日: 更新日:

 交流戦も元気がなく11位に沈んでいる阪神は13日、コーディ・サターホワイト投手(29=エンゼルス)の獲得を発表した。

 契約は1年で、年俸は30万ドル(約3200万円)。

 ここにきての助っ人右腕獲得は救援陣の補強のためだが、現在の貧打(打率.244はリーグ5位)では上位浮上は厳しい。

 その一方で「今年は4位でいい」という声がある。阪神の新監督は、1年目に4位で終わると縁起がいいからだ。

 02年の星野監督も04年の岡田監督も1年目は4位で終わり、翌年は優勝。真弓監督も1年目の09年はヤクルトとの最終戦に負けて4位だったから、これは3人連続で2年目に優勝と思えば、本当に翌年はシーズン終盤まで中日巨人と優勝争い、最後は中日に1ゲーム差の2位だった。

「1年目の監督はうまくいかなくて当然。指導者経験のない金本監督ならなおさらです。04年の岡田がそうだったように、翌年のために選手起用やコンバートなど、いろんなことを試せばいいんだ。4位で終われば翌年はあらゆることをズバッと変えやすいけど、3位でCSに出たり、中途半端に優勝争いに絡むと戦力を動かしづらい。逆に5位や6位だと、優勝という目標に現実味がなくなる。だから優勝が難しい今年は2位でも3位でも5位でもダメ。4位で終わることが大事なんだ」(OB)

 それなら金本監督も気が楽だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる