ロシア締め出し見送り IOCが平和より“保身”を選んだ理由

公開日: 更新日:

 スポーツライターの工藤健策氏もこう語る。

「リオはジカ熱や治安の悪さから、選手たちからは、『なぜこんな国で五輪を開催するのか?』という声が出ている。ここですべてのスポーツ大国のロシアを五輪から締め出せば、リオ五輪は大失敗だったということになり、その後は政治的問題に発展するのは必至。平和主義のIOCの権威は地に落ちる。不本意でも、ロシアを締め出すわけにはいかなかったのでしょう」

 バッハ会長はロシアの締め出しを見送った理由について「国の責任か個人の正義かの判断を考えバランスを重視した」と語ったが、これでドーピング汚染国がクリーンになるかは甚だ疑問だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」