フェンシング青木千佳 五輪の緊張感にのまれ涙の初戦敗退

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 女子エペ個人で佐藤希望が日本人女子初の入賞と幸先のよいスタートを切ったフェンシング。続く男子フルーレ個人の太田雄貴が初戦敗退でズッコケたが、女子サーブル個人の青木千佳(26)も1回戦でグレンチ(パナマ)に5-15で敗れ、早々と姿を消した。

 五輪の緊張感から持ち味のスピードを生かせず、序盤から7連続ポイントを許す完敗だった。

「ピストに上がった瞬間の緊張感が(他の大会と)五輪は違った。空気にのまれて(悪い)流れを断ち切れなかった。いつの間にか試合が終わってしまった感じ」

 と言う青木の目からは涙があふれた。

 この1年間で世界ランクを100以上も上げる急成長を見せたが、世界を舞台にした大きな国際大会では思うような成績が残せなかった。リオ五輪でここ一番での勝負弱さがモロに出てしまった。

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