松山英樹の初日1オーバー15位T発進は期待外れかV好機か
「バーディーは2つだけと少なかったが、ショットが悪いなりにスコアを崩さず、しぶといプレーを続けるのはジャパンオープンに勝つための条件です。7番で3メートルのパーパットがカップにけられる不運がありましたが、それ以外はきわどい2メートル前後のパットをしっかり沈めて耐えた。また会場に2つあるパー5(9番・551ヤード、17番・590ヤード)では2オンを狙い、13番パー4(341ヤード)はワンオンと、冷静にドライバーでコースを攻めており、世界で戦う強さを見せた。米ツアープロはタフな設定でも試合の中で修正する能力が高く、盛り返してくる。残り3日もあり、松山の実力をもってすれば十分に優勝に絡んでくるでしょう」
今年のマスターズは初日13位発進から7位フィニッシュ。全米プロは初日21位、2日目9位、3日目5位と日を追うごとに順位を上げて4位だった。最終日に向けてじわじわと順位を上げる底力が松山にはある。タフな会場でガマン比べになったら、メジャーで実績を残している松山が断然有利なのだ。