控え濃厚選手に8億円も 阪神にのしかかる巨額年俸問題

公開日: 更新日:

■株主からも厳しい追及が

 投手にも“不良債権予備軍”がいる。昨オフ、年俸2億円の2年契約を結んだ藤川(36)は今季、先発、中継ぎとして43試合で5勝6敗、10ホールド、防御率4.60と年俸に見合う活躍はできなかった。来季はリリーフに専念するものの、抑え候補として新外国人のメンデスを獲得、来日2年目を迎えるマテオ、リリーフ転向を視野に入れる岩崎もいる。来季は37歳を迎え、過去には右肘などに故障歴があるのも心配だ。今季0勝に終わったベテラン左腕の岩田(33=5300万円)もアテにはしづらい。2人がコケたら、8億円以上が塩漬け状態になる。

「12年の親会社の株主総会では、年俸4億円の城島、2億円の小林が活躍していないことに株主が反応。『給料が高いだけ。不良債権を抱えているとしか思えない』と声を上げた。当時より額面は大きいし、ファンの間では控え選手の鳥谷に4億円を払うことに批判的な声が多い。チームが低迷しようものなら、12年の総会どころの騒ぎではない。株主から厳しく追及される」(球界関係者)

 来季はとにかく勝って雑音を封じるしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動