控え濃厚選手に8億円も 阪神にのしかかる巨額年俸問題
「多くの選手が塩漬けされる可能性があるわな」
阪神OBが来季の阪神に懸念を抱いている。
その筆頭候補が年俸4億円の鳥谷(35)だ。今季は不振によって北條(22)に遊撃の定位置を奪われた。本人は来季も遊撃一本で勝負するとしているが、金本監督には北條を育てたい意向がある。来季も控えに甘んじる可能性は高いはずだ。前出のOBが言う。
「糸井獲得でオリックスから人的補償を求められた場合は別として、来年1年だけを見ても、控え選手に多くの年俸を支払う計算になる。糸井の加入で外野は糸井、福留、高山の3人で決まり。俊介(2400万円)、江越(1700万円)、伊藤(1500万円)、中谷(1200万円)といった面々が控えに回る。内野も、鳥谷に加え、西岡(9000万円)が大和(5000万円)、板山(900万円)との二塁争いに敗れて控えに回るかもしれない。新助っ人のキャンベル(7000万円)を三塁で使えば今成(3800万円)、新井(2100万円)が外れる。これだけでもベンチウオーマーに6億円強だからね」