球団の金庫もう限界 ヤクルト山田“来オフ米挑戦”に現実味
リミットに達したか。
今季、2年連続トリプルスリーを達成したヤクルトの山田哲人(24)が21日、年俸1.3億円増となる3.5億円の単年契約で更改した。
青木(現アストロズ)の3.3億円(11年)を超え、日本人選手としては球団史上最高額でサインした山田は自ら、球団から提示された複数年契約でなく、1年契約を選択したことを明かし、メジャー挑戦についても「ちょいちょい話をしましたけど、今すぐ行きたいのはない」としながら、「これまで何回も言ってますけど、(気が)コロコロ変わる性格なんで」と、含みを持たせた。
これにより、早ければ来オフにも入札制度によるメジャー挑戦が現実味を帯びそうだ。
過去を振り返ると、ヤクルトで3億円超えを果たしたのは、前述した青木と古田(3億円)の3人だけ。
「ヤクルトでは青木が年俸3.3億円だった11年オフに、入札制度でメジャー挑戦した。山田が海外FA権を取得するのは早くても21年オフ。しかし、本人が目標に掲げる3年連続トリプルスリーは彼の実力なら不可能ではない。そうなると来季の年俸は4億円を軽く超えることになる。球団としては限界でしょう。『3億円台』が年俸の上限という過去の慣例に沿えば、来オフはメジャー挑戦のタイミングです」(ヤクルトOB)