燕山田と9千万円差 SB柳田は“短気”もたたりマイナス査定

公開日: 更新日:

 明暗がくっきり分かれた。

 21日に契約更改を行ったソフトバンク柳田悠岐(28)。1000万円ダウンの年俸2億6000万円に、「もっと下がると思っていた」と納得してハンコを押した。

 今季は打率.306、18本塁打、73打点。決して悪い数字ではなく、2年連続リーグ最高出塁率(.446)のタイトルも獲得した。が、さすがに昨季のトリプルスリーと比べたら見劣りするのは事実。9月に右手薬指を骨折し、120試合の出場にとどまったのもマイナスポイントだろう。

 2年連続トリプルスリーで大幅アップしたヤクルト・山田とは、年俸で9000万円の差をつけられた。ある球団OBは「性格の違いが出た」と、こう話す。

「柳田と山田は共にリーグ最多の100、97四球。前年トリプルスリーだけに、相手バッテリーから勝負を避けられていた。山田はそれでも粘り強く失投を待ち続け、開幕から3割をキープしていたが、短気な柳田は我慢できなかったのでしょう。藤井打撃コーチも『開幕当初は苛立って、ボール球に手を出して凡打になるケースが目立った』と話しており、打率は2割前半と低迷。本人もイライラを隠せず、一時期は報道陣やチームメートですら腫れ物に触るような扱いだった」

 それでも四球攻めに開き直って、徐々に成績を上げた柳田。その矢先の9月に戦線離脱というのだから、ツイてないことこの上ない。

 右ヒジの古傷にも悩まされている柳田。ケガを癒やして来季は大暴れしてほしいものだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる