巨人は“宝の山” FA陽の人的補償で日ハムが狙う選手は誰?
日本ハムにすれば、ここからが本番だ。
巨人に5年15億円で移籍した陽岱鋼。年俸1億6000万円は球団内でBランクのため、金銭+人的補償が選択できる。
球界では「宝の山」といわれる巨人だけに、金銭のみはあり得ない。となれば、日ハムは誰を獲得するのか。
外野手は右翼・近藤、中堅・岡、左翼・西川と20代前半~中盤の選手が、来季のレギュラー候補。これに将来性の高い14年ドラ3の浅間、巨人からトレードで獲得した大田もいる。投手は万全とは言いがたいが、先発も中継ぎも頭数だけは揃っている。
となれば足りないのは内野手、特に二遊間の補強が急務だという。球団OBが言う。
「遊撃の中島は守備範囲やポジショニングは問題なくても、肩が物足りない。来季は今秋ドラフト2位で獲得した石井一成(早大)との併用になるかもしれない。問題は二塁。35歳の田中は今季10失策と守備の衰えが激しく、右肩痛を抱えているので送球が安定しない。こちらはこれといった後釜がいないので、巨人からの人的補償は即戦力の二塁手を優先するのではないか。年俸1000万円の藤村(27)、同2800万円の寺内(33)あたりが候補になるでしょう。この2人はいずれもプロテクトから漏れるともっぱらです」
センターラインを強化して、2年連続日本一を狙うというのだ。