将来の選出確実の裏で イチロー米野球殿堂へ足りないもの
米国野球殿堂入り選手が18日(日本時間19日)に発表される。
MLB公式サイトによれば、今回の有力候補は通算449本塁打のジェフ・バグウェル(アストロズ)、歴代2位の通算601セーブのトレバー・ホフマン(パドレス他)ら5人。ベーブ・ルースらが選ばれた第1回の1936年以来、81年ぶりに5人選出の可能性があるという。
米国の野球殿堂入り資格は「メジャーに10年間在籍」「引退後5年経過」の2点。有資格者の中から殿堂入りを審査するベテランズ委員会が候補者リストを作成。それに基づいて全米野球記者協会メンバーの投票によって決まる。
メジャーでプレーした日本人選手のうち、引退後の選出が唯一、確実視されるのはマーリンズ・イチロー(43)だ。米メディアはメジャー通算3000安打、同500盗塁、2度の首位打者獲得(01、04年)、10年連続ゴールドグラブ賞受賞などの実績を高く評価。13日付の「FOXスポーツ」(電子版)など複数の米メディアが「将来の殿堂入り確実な選手」の一人に挙げている。