今季限りで退団も 後がない燕バレはWBCへ“本気モード”
■単年契約と日本人扱いも
「今季のヤクルトは弱点である投手力を強化するために、オーレンドルフら3投手を獲得した。一軍に投手優先で3人を使うなら、野手はバレと新助っ人のグリーンとの争いになる。グリーンに負けて二軍暮らしが続けば、いよいよ今年限りで退団となる可能性は高い」(ヤクルトOB)
単年での残留になったことについてバレは、「特に何も感じない」とした一方、「契約してもらって感謝している。報いるためにも成績を出すこと」と殊勝だったのは、自分の立場がわかっているからだろう。
常々、「日本で野球人生を終えたい」と話し、20年の東京五輪出場に意欲を見せている。順調にいけば、2年後の19年に国内FA権(8年)を取得する。日本人選手扱いとなり、外国人枠に関係なく起用できる。ヤクルトに限らず、他球団もオファーを出しやすくなる。
ヤル気を出せば出すほどヤクルトにとってはプラスだが、WBCで対戦相手となる侍ジャパンにとっては、やっかいな打者になるかもしれない。