今季限りで退団も 後がない燕バレはWBCへ“本気モード”

公開日: 更新日:

「ここ2~3年で状態は一番いい」

 ヤクルトキャンプ2日目、バレンティン(32)がサラリとこう言った。

 3月のWBCでオランダ代表に選出された大砲助っ人はこの日、フリー打撃で快音を連発。2次ラウンドで対戦する可能性がある日本について、「チームとしてやっつけたい」と意気込んだ。真中監督も「いつもより仕上がりが早い。練習試合の最初の2試合は指名打者で使う。オランダ代表では右翼を守るらしいので練習としてやらせてあげたい」とバックアップを約束した。

 13年のWBCは大会期間中に左内転筋肉離れを発症し、本来の力は発揮できなかったが、シーズンでは日本新記録となる60本塁打を放っているだけに、今季の活躍を期待するムキも少なくない。

 バレにとって今季は勝負の年だ。昨季は31本塁打を放ったものの、故障や緩慢な守備でチームの足を引っ張る場面が目立ち、球団内では自由契約も検討されたといわれている。FAでの獲得調査を進めていた同じ外野手の平田(中日)が残留したことなどもあり、1年契約の3億6000万円で再契約に至ったものの、チーム内での立場を考えれば、決して左うちわではいられない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで