UAE戦で結論 ハリル日本は“本田外し”が世代交代の最善手
試合終了直後、DF吉田麻也(28)が「また一歩、W杯(出場)に近づいたと思います」とサラッと言い切った。
W杯アジア最終予選の後半戦の初戦、敵地でのUAE戦(24日午前0時30分キックオフ)を2―0でモノにして、DFリーダーとして無失点勝利が、よほどうれしかったのだろう。チームメートたちが「まだW杯出場は決まっていない。(次の)タイ戦(28日)に向けて良い準備をしたい」と慎重なコメントを口にする中、つい本音がポロリと出てしまった格好だ。
確かにUAE戦の勝利は、最終予選B組でW杯自動出場圏内の「2位以内」を目指す日本を強力にプッシュしてくれた。
6試合を消化してB組1位はこの日、敵地でタイを3―0で下して勝ち点を13に伸ばしたサウジアラビアがキープ。勝ち点9で3位だったオーストラリアは、終了間際にイラクに追い付かれて1-1のドロー決着。勝ち点10にとどまった。UAEに快勝して勝ち点13とした日本は得失点差の関係で2位となったが、オーストラリアとの勝ち点差を広げたことでW杯への視界がグッと開けた。