昨年のUAE戦を何度も見直し…ハリルが本田を切れないワケ
W杯アジア最終予選のUAE戦(23日)、タイ戦(28日)に向けた日本代表メンバー25人が16日に発表された。所属先ミランで“戦力外”となり、現地イタリアで「代表にも居場所がなくなった」と報じられたMF本田圭佑(30)はFW登録としてメンバー入り。
口癖のように「クラブで試合に出てコンディションの良い選手しか呼ばない」と話しているハリルホジッチ代表監督だが「彼は(現体制の)トップスコアラーだ(9得点)。ホンダの存在感(大きさ)は代表チームに必要。代表でプレーしたいという意欲も強い」とキッパリ。あたかも“特別扱いして何が悪い!”という感じで言い切った。
「昨年9月のW杯最終予選初戦のUAE戦。日本はシュート22本を放ちながら、同9本のUAEに1─2で逆転負け。これが悔しくて悔しくてハリルは、これまで何度も試合のDVDを見直している。そのUAE戦で日本唯一の得点者は本田。DVDを見るたびに本田のゴールシーンが目に焼き付き、ますますハリルの頭には『いざという時に頼りになるのはホンダ』という情報が脳内にインプットされている。仮に本田がミランをクビになり、所属クラブなしになってもハリルは選び続けるだろう――なんて笑い話が、サッカー関係者の間ではやっている」(サッカーライター)