いまや業師は皆無 日本女子プロ“レベル低下”に2つの要因
最近の女子プロのルックスは男性ファンにとってもうれしいが、岡本綾子や大迫たつ子、涂阿玉といった、かつてツアーを盛り上げたような業師は皆無だ。
今季の女子プロツアーは38試合、賞金総額は5年連続史上最高額の37億1500万円だ。トーナメントの冠スポンサーになりたい企業が順番待ちしている状態だ。そんな金満ツアーだから、02年までは1億円以上の賞金を手にした選手は00年の不動裕理(40)だけだったが、昨年は5人が1億円プレーヤーになっている。15年賞金女王のイ・ボミは約2億3000万円も稼ぎ出した。
今季9試合目にして、外国人選手は早くも5勝目。下手な日本選手は優勝できなくても、用具とスポンサーのおかげでガッポリ稼げるのだから、生まれた「時代」に感謝するべきだ。