連勝ストップ広島に「リーグ最多四球」の重圧のしかかる
自滅だった。
1日の西武戦に先発した岡田明丈(23)。2点リードの四回、先頭の秋山と2番の源田に連続四球を許すと、続く浅村には死球を与えて無死満塁。併殺打の間に1点を返され、栗山の中前打で同点に追い付かれた。岡田は五回にも2点を奪われ、広島の連勝は7でストップした。
敗因のひとつは四回の3者連続を含む5つの与四死球だ。完投負けの岡田は「(四回は)先頭を出したところで力んでしまった。修正して次に生かせたら」と下を向いた。
1日現在、セの首位にいる広島の不安要素のひとつは、与四死球数の多さだろう。目下、リーグワーストの「213(敬遠を除く)」。これに頭を抱えた畝投手コーチは5月初旬に監督、コーチ、投手陣を集めて緊急ミーティングを開いたという。
「四球は交流戦に入っても気を付けないといけない部分。技術うんぬんというよりも、四球数がリーグワーストだからという数字が先にあるので、自分が抑えなきゃという気持ちが空回りしてしまっている。精神的な部分が大きいので、そこをケアしながらやっていかないといけない。バッターが打ってくれる分、助かっているところもあるので、(点が取れないときに)自滅という形は避けないと」とは畝コーチ。
打線が2点しか取れなかった昨夜は、図らずも「四球で自滅」という弱点を露呈した格好だ。