日本では針のむしろ…G山口俊に米球界“逃亡計画”浮上
■巨人も願ったり
酔っぱらって病院で大立ち回り、物を壊してケガをさせた揚げ句、その場から逃げるように立ち去った山口にしても、ビザさえ下りればメジャーでマウンドに上がる“資格”はありそうだ。
「メジャーではケミストリーという言葉をよく使います。チームワークとか人間関係といった意味で、ケミストリーを乱すような選手は対象から外しますけど、親族に犯罪者がいるとか、ケンカや暴力に関しては意外と寛容です。問題は何より実力でしょう」と、代理人関係者がこう言った。
「本人に米球界への移籍願望があるといわれた時期を前後して、山口の投球をチェックしたメジャースカウトがいたのは間違いありません。当時は球速もコントロールも変化球の質と精度もいまひとつだったようで、ひと皮むけることを期待されているといいます。彼にはフォークがありますからね。フォークのキレと制球を磨けば、獲得に乗り出す球団もあるかもしれません」
これだけの騒ぎを起こしたのだ。仮にプロ野球界で復帰を果たしたところで、周囲からのヤジや雑音にさらされるのは確実。だったら、米球界で出直そうと考えても不思議ではない。巨人にしても願ったりかなったりじゃないか。