清宮幸太郎の「早大進学」に一利なし “退化”懸念する声も
■引退後に大学進学の選択も
「大学卒」の肩書は、むしろ邪魔になる可能性すらある。
「わたしたちのころならともかく、そもそも大卒の肩書がどうこういう時代ではないでしょう。野球をやめた後のことも考えるから進学の選択肢も出てくるわけで、だとすれば、野球で生きていこうとするうえで逃げ道になりかねません」とは前出の高橋氏だ。
例えばメジャーには現役引退後、大学に入り直して専門的な教養を身に付け、それから医者なり弁護士なり実業家になる選手が山ほどいる。
野球をなりわいにすると決めたからには、脇目も振らず野球に専念する、退路を断つ覚悟が必要だし、それくらいの意志の強さがなければ一流にはなれないのではないか。別の夢もあって、専門的な勉強がしたければ、メジャーリーガーのように現役を引退してからでも遅くはない。