OBの助言とは正反対 NPBは侍J強化を稲葉監督に丸投げ
「コーチは気の合う仲間じゃない方がいい。プロ意識というか、監督をサポートしてくれる人。指導経験なしというコーチでは困るんじゃないか。(五輪までに)一緒に育ってというんではね。経験豊富なベテランというか、自分にない部分を補ってくれる人じゃないとね。五輪はスタッフが少ないから苦労する。オレのときはミスターと相談して来てくれた(高木)豊や大野がカバーしてくれて本当に助かった」
大野氏も日刊ゲンダイの記者にこう言った。
「コーチになる人は、ある程度の指導経験は必要でしょう。投手継投は後手後手になると厳しい。投手が危険信号を発した時にいかに先手を打ち、最少失点に抑えるか。そのための継投が大事になってくるからね。五輪はWBCとは同じ野球ではあるけれど、違うものだと考えた方がいい。審判はさまざまな国のアマの人たちがやる。ストライク、ボールの判定、牽制、クイックの(ボークの)取り方など、いろんな違いが出てくる。何があっても慌てず驚かないことが大事ですよね」
今春のWBCメンバーの一人も「特に投手コーチは経験がある人じゃないとダメ。投手継投はただでさえバタバタしがちだから」と言っている。