小久保監督で臨んだ今年3月のWBCでは、日本ハム・大谷の招集を巡ってトラブルが勃発。NPBの対応と事後処理の不手際が露呈した。
コーチ陣の組閣や代表選手の選考で奔走したのは小久保監督で、勝敗の責任を一身に背負ったのも小久保監督。今年のWBCで米国代表がジョー・トーリ元ヤンキース監督をGMに据え、選手選考を含めたチームづくりを一任して責任の所在を明らかにしたうえで、現場には野球に集中する環境を与えたのとは対照的だ。
その反省を生かさず、またも稲葉監督に丸投げでは、2020年東京五輪での結果も推して知るべしではないか。