夏巡業復帰も満身創痍 横綱・日馬富士に迫る引退の二文字

公開日: 更新日:

 横綱のドミノ倒しもあるかもしれない。

 10日の地元茨城県の興行から、夏巡業復帰が決まった横綱稀勢の里。しかし、左上腕と左胸、左足のケガを抱えており、状態はいまだ不安。さらに鶴竜は両足首のケガが尾を引き、9月場所の結果次第では、引退を勧告される可能性もある。

 そしてこの横綱も限界が近い。それが昨8日から夏巡業に復帰した日馬富士(33)だ。

 先場所は11勝4敗と皆勤したものの、左ヒジの炎症が治まらず、夏巡業の序盤は欠席。しかし、復帰できたからといって安心するわけにもいかない。

 ある角界関係者は「日馬富士の体はもう限界ですよ」と、こう続ける。

「左ヒジは炎症があろうがなかろうが、常に痛みを抱えており、痛み止めがなくては真っすぐに伸ばせない。内視鏡手術も検討していたほどです。仮にメスを入れたとしても、いくら早期復帰が可能な内視鏡だからといってすぐに万全の状態に戻るわけではない。日馬富士は両足にも爆弾を抱えるなど満身創痍。術後に左ヒジをかばって下半身に負担をかけようものなら、それこそ一気に崩れかねない。33歳という年齢もあり、ケガを完治させた上で状態を万全にする余裕がない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド