入院騒動と退任の真相…秀岳館・鍛治舎巧監督が明かす
17日に登場する秀岳館(熊本)は、今春まで3季連続甲子園ベスト4。指揮を執る鍛治舎巧監督(66)は先月末の県大会準々決勝後に体調不良で緊急入院。今大会直前には今夏限りでの退任を表明した。体調や退任の真相、今後について聞いた。
――入院したときの具体的な症状は。
「右腕がしびれ、口が曲がってきた。ちょうどテレビのインタビュー中で、これは脳梗塞だとなって(収録を)ストップして、コーチを呼んで水をたくさん飲みました」
――健康面が心配です。
「全然大丈夫。一過性のものです。あの日は試合(熊本国府との準々決勝)が9時半からあったので、これはどうしようかと思って。救急車を呼んでしまったら、試合には行けないと思ったんです。普段から1日5錠飲んでいる胃薬とか血圧降下剤をいっぺんに20錠、いつもの4倍飲んだら、やっぱりダメで。血圧が下がり過ぎて。いつもは130ちょっとの85くらいなんですけど、飲んだら102の60くらいに。脈拍は47になった。それから血栓ができて、それが脳の方にいって軽い脳梗塞になったんです。その痕跡が左右にあると言われたんですけど、(血栓が)一瞬にして流れてしまったので、後遺症がなかった。(医者には)『運がいいんです。2回目はないですよ、過信したらダメですよ』と言われましたね」