入院騒動と退任の真相…秀岳館・鍛治舎巧監督が明かす
――退任は健康面と関係ない?
「関係ないですね。健康面で辞めるわけじゃないから。前から決めていたんです。本当は(今年の)3月に辞めようと思ったんですけど、3月2日に(新聞に)退任と書かれて、そこから(退任撤回を望む署名)運動が起きたから辞められなくなった。これはマズイなと。キレイに辞めようと思ったらそんなことになったので、せめてこの学年の最後までと思って続けることになったんです」
――5年契約とも聞きましたが?
「契約は1年ごとです。この学校はずっとそうなんです。僕の場合は一応5年と言われたけど、口ではね。3月にややこしいこと(退任報道)を書かれたときに、(マスコミには)『退任しろと言われたこともないし、辞めるつもりもない』という話をした。校長(兼理事長)にも『5年契約の中でどこで辞めるか、進退は本人任せ』というのを確認しましたから」
■ドロドロするのが一番嫌い
――そもそも、なぜ辞めるんですか。
「もういいかなと思って。ちょうど(春夏)4季連続で(甲子園に)出たし、選手も育ってきたし、僕がいなくても同じ野球ができるようになった。基礎が出来上がってきたからいいかなと」