「金属打ち」露呈も…広陵・中村がU18で評価を上げたワケ

公開日: 更新日:

「U18野球W杯」で25打数3安打(.120)、打点、本塁打ともにゼロに終わったのが中村奨成(広陵)だ。甲子園で6本塁打、大会記録を塗り替えてチームを準優勝に導いた打撃が嘘のように、バットは湿りっ放しだった。

 中村の不振については、テレビのスポーツ番組で野村克也氏が「典型的な金属バットのバッティング」と指摘。ある在京球団スカウトも「スイングスピードは速いが、上半身の力に頼った金属バットの打ち方だから、このままプロに行っては苦労します。こういう選手は、プロ入り後にどれだけ木のバットに対応できるかが大事。打撃コーチの腕にもかかってくる」と話していた。

 うなぎのぼりだった中村の評価は、U18の結果で急降下するのか。別のスカウトが言う。

「中村くんの場合、木製バットに慣れてくれば打てるようになるだけのセンスとパワーがある。対応には1~2年かかるかもしれないが、ただのバッターならまだしも、彼は捕手で、守りの面でも魅力的。強い肩を持っているので、今回の結果で評価が下がるということはない。ドラフト1位候補であることに変わりはない」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末