27球団が動いた二刀流 エンゼルス大谷翔平を“丸裸”にする
野球頭も悪くなかった。スコアをつけていなくても、相手選手の前の打席の結果や特徴などをインプット。味方に守備位置などを指示していた。小学生だった水沢リトル時代からそうだったという。相手のクセを見抜いたり、スクイズを見破るのも得意。抜群の洞察力でも中学の監督を度々、仰天させた。
読書家で、「翔平の寮の部屋は本であふれている」とは栗山監督。大谷の最近の愛読書は「富の福音」(A・カーネギー著)、「運命を拓く」(中村天風著)だという。
■車とオンナ
ある年のオフ、ダルや中田とトレーニングをした後、食事に出掛けることになった。それぞれ車で目的地に向かう姿を見た大谷はそのとき、免許があれば便利だろうなと思ったらしい。これまで移動は電車とタクシーで十分だったが、しかし、どこへ行くにも車が必要な米国では、そうもいかないのではないか。コンビニに水を買いに行くのも、人の助けがいるからだ。
女性に関してはこれまで、浮いたウワサのひとつもない。同僚からあるとき、女性用下着を目の前でヒラヒラされると、「やめろよ!」と気色ばんだこともある。