森岡亮太<中>アンデルレヒトへ行って変わったのは走りの質
ハリルホジッチ日本代表の攻撃系MFの中で、ベルギーでプレーする森岡亮太(アンデルレヒト)はただ一人、ロシアW杯の最終予選を経験していない。今季ベルギーで急成長を遂げ、一気にW杯メンバー入りの追い込みをかける存在である。1月末にはベルギーの中堅ベフェレンから同国屈指のビッグクラブに移籍した。背番号10をつけてリーグ制覇、欧州CL出場を目指す男に新天地について聞いた。
「冬の移籍期間中の1月28日に話が舞い込んできました。(移籍市場が1月末日に閉じるまで)残り数日、本当にギリギリのタイミングでした」と森岡は電撃移籍の裏側を打ち明けてくれた。
「アンデルレヒト以外に他国からも(移籍)話がありました。そこで判断基準になったのが『それぞれの国のリーグのトップクラブに行きたい』という思い。神戸から移籍したポーランド1部ヴロツワフは毎年最下位みたいなクラブ。ベフェレンは、有能な監督が指揮していて僕自身も伸び伸びとプレーさせてもらいましたが、欧州の舞台を狙えるようなチームではない。やはり強豪でやってみたかった」と言う。