“日本サッカー界No.1のモテ男”の異名 西野朗氏のウラの顔
電撃解任されたハリルホジッチ前日本代表監督(65)の後任を託された西野朗JFA(日本サッカー協会)前技術委員長(63)には、「国際試合に強い指揮官」というイメージがある。
監督として、1996年のアトランタ五輪、2008年のFIFA(国際サッカー連盟)クラブW杯で世界を驚かせた。
アトランタ五輪では、ブラジルに圧倒的に攻め込まれながら、堅守速攻で1―0勝利のジャイアントキリング。G大阪を率いたクラブW杯では、準決勝で英プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッド相手に真っ向勝負を挑んで善戦した。最終的には、クリスティアーノ・ロナウド(現レアル・マドリード)、ルーニー(現エバートン)のゴールなどで3―5と押し切られたが、西野監督のケレン味のない攻撃サッカーは、世界中から称賛を集めたものだ。
「Jリーグ通算270勝は歴代最多。とはいえ、98年の柏を皮切りにG大阪、神戸、名古屋と通算17シーズンにわたって指揮を執りながら、Jリーグを制したのはG大阪時代の05年シーズンだけ。金満クラブを率い、外国人選手にも恵まれてきたのに<コストパフォーマンスが低く、実は勝負弱い指揮官>とヤユされることも少なくない」(ベテラン記者)