全米OPで確信的ルール違反 フィル・ミケルソンに批判集中

公開日: 更新日:

「バンカーに落ちるよりはいいと思った。礼を逸している行為というなら謝る」と、ルール違反を理解していての確信犯なのだ。

 確かに動いているボールを打てば2罰打になるが、アマチュアのプライベートラウンドならいざ知らず、米国で最も権威ある全米オープンでおかしいという批判の声が上がっている。

 これに対してマイク・デービスUSGA会長は、「協議をしたが、動いたボールをストロークしたことになる」と2罰打を加えただけ。

 しかし「規則1―2(*)を適用させて、私なら失格させるだろう」と前会長のデビッド・フェイ氏が指摘。規則33―7(*)を適用して失格処分が適当だとメディアが騒いでいるのだ。

■USGAの甘い対応

 USGAは「失格を適用するのは非常にまれなケース」と周囲の雑音は一切受け付けていない。

 しかし、ミケルソンの行為を許せば、罰打さえ支払えば、なんでもできるということになる。ルール総本山のUSGAがそれでいいのかという疑問も残る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ