惜敗の涙から1年…優勝の「におい」消えた松山のメンタル

公開日: 更新日:

 昨年の最終日は首位に1打差の2位タイでスタート。単独トップでバック9に入るも、5位タイに終わり、ホールアウト後は号泣した。

 あれから1年。“リベンジ”するどころか、状態はかなり悪い。

 今季は成績不振から、クラブをコロコロ替えて、この4試合はエースキャディーも起用していない。ショットが乱れ、パットが決まらないのは、「心と頭」の問題ではないか。

 ゴルフはアドレス前に狙いどころを決め、弾道をイメージする。メンタルトレーナーによれば、好調時はそのイメージ(映像)が鮮明になり、無心でスイングすればボールは映像を再現するかのように飛んでいくという。パットもしかりだ。しかし、不安や雑念があると右脳のイメージ力は落ちる。

 先週の試合後松山は、「自分の良かったときのフィーリングとか結果が出ていたときのスイングを見ていても、多少の違いはあるが、それほどひどいスイングをしているかといえば、そうでもない」と言った。つまり、不調の原因がわかっていないのだ。

 ティーショットがよければ好スコアになり、悪ければ立て直せず崩れるだけ。そんなゴルフを繰り返している松山にはメンタルトレーニングが必要だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド