ドラ1候補社会人も“直メジャー”…日本球界はなぜ嫌われる

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■いまだに残る体育会気質

 さらに谷口氏は、「中学、高校の部活の指導体質の問題も、無視はできない」として、こう続ける。

「パワハラ、上意下達などの体育会気質や、行き過ぎた勝利至上主義が蔓延している。中でも高校野球は『負の遺産』の巣窟。過度な練習が良しとされ、甲子園では酷暑の中で投手が何百球も投げている。特待生問題も含め、本来のスポーツ、部活動とはかけ離れた大人の論理で動いている。純粋にスポーツを楽しみたい、レベルアップしたいと思う子供はますます増えていくでしょう」

 1月には、ダルビッシュが朝日新聞のインタビューでこう訴えている。

「頑張りすぎなくていいんです、日本の球児は。何百球の投げ込みとか、何千本の素振りとか、そんなのを頑張っちゃダメなんです。日本の高校野球では、正しい知識を持たない監督やコーチが、自分の成功体験だけに基づいて無理を強いている。そういう側面があると感じます。改善されてきているのでしょうが、壊れてしまう選手、苦しむ選手は後を絶ちません」

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