甲子園の経済効果は約433億 高野連は収入倍増でボロ儲け

公開日: 更新日:

 破格である。

 5日に開幕する夏の甲子園100回大会に関して昨1日、関西大名誉教授の宮本勝浩氏が経済効果を算出。過去最高となる約433億3256万円となった。前回大会の経済効果は350億8080万円だった。

 宮本氏は大幅増について、3つの要因を挙げた。

①出場校が7校増え、試合数が7試合増加し、大会日数が2日増えたこと

②これまで無料であった外野席が有料になり、内野席やアルプス席も値上げされたこと

③第100回の記念大会であること

 そして宮本氏は、「プロ野球と比べると、入場料が非常に安価な料金設定にもかかわらず、たった16日間で約433億円という大きな経済波及効果をもたらすことは驚くべきことである」と述べた。

 史上最高額となった経済効果で最も恩恵を受けるのは、主催者の朝日新聞と高野連だ。今大会はこれまで無料だった外野席を大人500円、子ども100円と有料にし、昨年は約58.4%だった有料入場者が一気に100%になる。宮本氏が過去の入場者や試合数増などを考慮した予測では、外野席の売り上げは約1億6905万円が見込まれるという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット