バド女子複で2大会連続銀も タカマツ組の敵は国内にいる
リオ五輪金メダリストがライバルに屈した。
27日のバドミントン女子ダブルス決勝で世界ランキング2位の高橋礼華(28)、松友美佐紀(26)組が、同3位の陳清晨、賈一凡組(中国)に0―2で敗れ、2大会連続の銀メダルとなった。
高橋、松友組は第1セット終盤にゲームポイントを得ながら、相手の強打に押され、先取を許す。第2ゲームも競り合いに持ち込みながらも、わずかに及ばなかった。
表彰台にすら立てなかった世界選手権での雪辱は果たしたものの、東京五輪での連覇を目指す「タカマツペア」の前途は極めて多難である。世界の頂点に立つには、まずは国内で勝ち上がらなければならないからだ。
日本は世界でも有数の女子ダブルス大国だ。世界選手権は昨年の福島、広田組(世界1位)、今年の永原、松本組(同9位)と2大会連続で日本勢が制覇。世界ランキング上位15位以内に、高橋、松友組も含めて6組が名を連ねている。日本代表の選考を兼ねた12月の全日本総合選手権を勝ち抜かなければ、国際大会の舞台には立てないのだ。