主催者と分配する放映権料はLPGAの懐が一番潤うシステム

公開日: 更新日:

「資料には20億円だけではなく、100億円で売れた時の試算もあった。しかし主催者の取り分は上限を設けており、放映権料はLPGAの懐が潤う仕組みになっている。ところがインターネット中継は噂されるD社、A社、R社でもないから、小林会長は一体どこと交渉しようとしているのだろうとみんないぶかっている」(関係者)

 主催者は大会開催に総賞金の2~3倍の資金を用意する。ゲストを接待するプロアマ大会が目的のひとつといわれるが、もちろん大会期間中にトラブルが起きたら全責任を負い、試合を開催するリスクもある。

 だから主催者は、「これまでカネは出さない、リスクを負わないLPGAが放映権を寄こせでは筋が通らない」と小林会長のやり口に怒っている。

 さらに2019年ツアー規定改定に向けて、「ペーパー上でいいから施設管理権の一部はLPGAにあると認めろ」と主催者に迫っている。文書にある「一部」が何を指すのか、さらに施設管理料の支払いについてなど、協会にとって不都合な部分に関しては一切触れていない。LPGAの対応は不誠実極まりないのだが、「内部でもこの件はよく分からない。会長マターです」(職員)と、何も知らされていない。周囲でも小林会長への疑心暗鬼の渦が大きくなりだしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ