貴乃花の異常な対人関係 判断基準は「敵か味方か」のみ
「あんなにいい男はいないよ」
とは、都内の飲食店関係者。誰が「いい男」かと言えば、貴乃花(46)のことである。以下、その関係者の弁。
「世間で言われているような性格じゃないし、他のお客さんに対しても穏やかに接する。こっちが嫌な思いをしたことは一度もない。君らマスコミは彼のことを何も知らないんだね」
人間誰しもいくつかの「顔」がある。貴乃花が「いい男」の面を見せるのは、あくまで利害関係がない相手だけ。そもそも、日本で知らない者がいない「平成の大横綱」だ。わざわざ威張らずとも、周囲は自然と恐縮してくれる。
では、利害関係がある相手にはどうか。
自分に「利」をもたらすと判断した相手には、素性も何も関係なく、終始ペコペコ。「裏金顧問」こと相撲協会元顧問の小林慶彦氏との関係がまさにそれだ。氏が顧問時代、パチンコメーカーとの契約に際し、間に入った広告代理店関係者からの裏金をカバンにしまった人間であることを知っていたにもかかわらず、蜜月の関係を築き、擁護していた。小林氏が某社の社債70億円分をウソまでついて相撲協会に買わせようとしたときは援護射撃を行っている。それもこれも自分を理事長に担ごうとしてくれたからだ。