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鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

サウジ相手の「受けて立つ」戦い方はイランには通用しない

公開日: 更新日:

 身長186センチの偉丈夫ながら、足元の技術も高い。何よりも準々決勝の中国戦で見せた圧巻スピードには驚いた。自陣からのロングボールに反応した相手DFの後方に位置しながら猛然とダッシュ。先にボールを収め、1ゴール1アシストと勝利の立役者となった。

「背番号8」のDFブーラリガンジ(26)が守備ラインを統率し、アンカー役の「背番号9」MFイブラヒミ(31)がDF陣の前で相手の攻撃の芽を摘んでいく。「背番号18」MFジャハンバフシュ(25)は、オランダリーグ時代の17―18年シーズンに得点王となり、今は英プレミアでプレーしている。「背番号21」のMFデヤガ(32)は、ドイツとの二重国籍を有してドイツの世代別代表でプレーしていたが、A代表はイランを選択した。

 かつてヘルタ・ベルリン、ボルフスブルクなどでの好パフォーマンスが記憶に残っている。

■「勇敢」に戦ってほしい

 たとえば決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦のような<受けて立つ>戦い方は、絶対に避けなければならない。

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