夏の甲子園準Vの日本文理野球部で…窃盗事件もみ消し疑惑

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 被害者の親が呼ばれた翌日(10日)には、父母会の会長から「犯人探しはするな」という内容のメールも送られている。

 それ以後も部員の金銭紛失は12月まで続いた。11月には3年生部員5人による飲酒、喫煙事件が発覚。この事件は寮生が学校に通報し、すぐに学校が調査して新潟県の高野連に報告している。

「即座に対応したのは処罰の対象が部活動を引退した3年生だったからでしょう。実際、高野連も野球部に対しては文書で厳重注意を行っただけ。部長は退任しましたが、寮を管理する立場の鈴木監督はけん責処分で辞めずに済んでいます」(前出の関係者)

■「厳しく処分してほしい」

 飲酒や窃盗事件が相次いだ野球部は、寮で生活する部員が昨年末に帰省する際、アンケート用紙を配布。部員には、以下の項目などを聞いた。

・これまで寮内で飲酒したことがあるか
・喫煙はあるか
・飲酒した選手を見たり、聞いたりしたことがあるか
・今まで金品の紛失をしたことがあるか

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