夏の甲子園準Vの日本文理野球部で…窃盗事件もみ消し疑惑

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 この件を重く見たある関係者は匿名で子供の人権を守る「NPO法人子どものオンブズにいがた」に相談。代表者が日本文理高の上野順治校長宛てに「貴校野球部における盗難事件に関する申し入れ」を送り、NPO法人は話し合いを求めたが、学校側からは「この件に関しては話す必要はない」と返答されたという。

■学校に問い合わせると

 日刊ゲンダイは18日午前、学校に電話で上野校長宛ての取材を申し込んだところ、野球部部長の田中利夫副校長が対応。

「野球部内で繰り返し起きた金銭紛失の件と、NPO法人の代表者となぜ会わなかったのか」と聞くと、田中副校長は「コメントする立場にない」と答えた。

「学校側は寮の出入り口にカメラを設置した。各部屋のドアに暗証番号による施錠をし、個人用の保管ボックスも置いた。寮の巡回生活指導なども強化して、部員の窃盗事件に幕を下ろそうとしていますが、子供も親も心の霧は晴れません」と前出の関係者は肩を落とした。

 このまま真相は闇の中か……。

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