日ハムの“参謀”を直撃 新戦術「オープナー」の利点と課題

公開日: 更新日:

 ――「オープナー」を使った試合は3戦3敗。ハマった試合もあれば、裏目に出た試合もある。

「キーになるのは試合の中盤。2番手以降です。1番手が3失点までというのはアリだと思っているが、2番手が失点を重ねるとダメージが残る。1番手、2番手にどの投手を使うかなど、改良の余地はある。そもそも監督も僕も、固定観念にとらわれず、常に新しいものを追い求めていこうということでやっている。やり方によっては成功すると思うし、生きる投手も出てくると思う」

 ――短いイニング、打者1巡目までならいい投球をする投手もいる。そういう投手も生かす意味合いもあると。

「投手は先発、リリーフの2つのくくりしかなかった。それ以外のところでもがいている投手もいると思う。逆にショートイニングで結果を出し続けた投手が本来の先発として長いイニングを投げるようになるということもあるかもしれません」

 ――マルティネスが故障するなど、先発投手にケガ人が出ていることも影響しているのか。


「それもありますが、どのチームでもローテ投手は3~4人いるかどうか。昨年の先発投手の成績(チーム防御率3・77に対し、先発の防御率は4・07)などを踏まえ、俗にいう谷間で先発に長いイニングを任せるより、いいボールを投げられる投手に2~3イニング行ってもらう考え方です」

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