「アタシにちょうだい!」オリ広岡大志のハンパじゃない女性人気…二軍戦で飛び交う黄色い声援
「すごい音でしたね。完璧でした。なかなか、あの速い球を完璧にとらえるのが難しい中で、スカッとさせられた」
敵将の日本ハム・新庄剛志監督がこう言って脱帽したのが、オリックスの広岡大志(28)が放った逆転満塁弾だ。
14日の日本ハム戦。オリックスは2点を追う八回、押し出しで1点を返してなおも2死満塁で打席には広岡。斎藤友貴哉の投じた159キロのストレートを左翼スタンドに放り込んだ。
オリックスはこの回、一挙5得点で試合を引っ繰り返し、連敗を2でストップ。首位・日本ハムとのゲーム差を「1」とした。
「打つしかないと、割り切っていけました。打った瞬間の気持ち? アドレナリンが出過ぎて、記憶が飛んでます(苦笑)」とは試合直後の本人だ。
智弁学園(奈良)から2015年のドラフト2位でヤクルトに入団。巨人を経て、23年5月からオリックスでプレーするプロ10年目。今季はここまで31試合に出場して打率.323と好調だ。
「最近は三塁を守ることが多いが、内外野を守るユーティリティープレーヤー。最大の売りはスイングスピードが速く、パワーある打撃です。練習熱心で、室内練習場にこもって打ち込んだりもしている」と、オリックスOBがこう続ける。